幸せデザインサーベイ by 商工中金
Case Study
Case4
Introduction 商工中金 幸せデザイン室より
共進ペイパー&パッケージは、1回目のサーベイを受けていただいた後、
若手社員や現社長(当時副社長)を中心として、独自の幸せ経営に取組まれました。
その結果、1年後に受けていただいた2回目のサーベイでは、コミュニティ・コミュニケーション、
チームパフォーマンス、マネジメント等の組織に関する部分のスコアが目に見えて改善しました。
経営者としての想い

私は、社会に貢献するとともに、社員が物心両面で幸せな会社にしたいという想いを持って、幸せ経営に
取り組んでいます。 かつて新規事業を立ち上げたときに、社員にとても苦労をかけた経験があります。
会社の未来のためと言って、そのためにどこまで頑張ってもらうのか、とても難しいバランスです。
そんな中で、幸せが多様化しているからこそ、みんなが共感できる共通の目標、ビジョンを大事にしています。 従業員には、仕事を好きになってほしいですし、人間力を上げてほしいです。そのために、
自分たちの作っている製品の存在意義を伝え、従業員が多層的に学び合える環境を整えていくのが
私の役割だと思っています。人生の半分を占めている仕事の時間が
少しでも楽しく、充実すれば、人生は豊かになるし、幸せになるはずです。

代表取締役社長
鍛治川 和広
従業員の気持ち

私は社内のSDGsのプロジェクトに応募し、チームリーダーをしています。
当時はSDGsの意味もあまり良く分かっていなかったのですが、
「自分たちは何のために働くのか?」というテーマを大事にしていきたいという想いで、
応募しました。最初はほとんどの人が無関心でしたし、本業がある中で苦しい時もありましたが、
アイディアを出し合い、実際に行動し始めると面白くなってきました。
まだ道半ばですが、会議中に新しい意見が出てきたり、マイナスなことばかり言っていた人が前向きになったり、
変化を感じています。 今、この時間を従業員に与えてくれた会社はすごいと思います。
退職する時に「この会社で働いていて良かった」と思える会社にしていきたいです。

Efforts
of Happiness Management
幸せ経営の取組み

取組1 ミッション・ビジョン・バリューの策定
企業理念を分かりやすく伝え、従業員がそれを誇りに思い、行動できるように、プロジェクトチームを組成してリ・ブランディングを実施。自分たちの製品の役割、会社の歴史で大事にしてきたもの、社会が求めているもの、そしてユーザーに何を届けたいか、原点から振り返り、将来を見据えて策定。

取組2 SDGsへの取組み~若手PJの発足
昨年から全社でSDGsへの取組みを開始。SDGsに取り組む意義を伝え、各拠点の若手を中心としたPJ(応募制)を発足。社内の啓蒙活動から実際の活動まで、予算と裁量を与えたところ、イキイキ楽しみながら自主的に活動している。会社として、嬉しい変化の兆しになっている。


取組3 KYOSHINアカデミー
教育体系を見直し、メニューを大幅に増やしたもの。企業理念や現場で役に立つ知識、社会人として必要な組織や経営に関する知識について学べるものもあり、プログラムは多岐に亘る。自分のレベルにあわせて活用できるので、非常に好評。自ら学ぶ意識が高まっている。
PROFILE

社名
代表者
本社
創業
HP
事業内容
株式会社共進ペイパー&パッケージ
鍛治川 和広
兵庫県神戸市中央区元町通 6-1-6 共進ビル
1948年(昭和23年)7月
印刷紙器・段ボールケースの製造販売